浴室の工事には、概ね在来工法(浴室)とユニットバス工法(システムバス)の2種類に分けられます。
在来工法というのはタイル張りのお風呂のことを言い、昔から戸建ての家によくあるタイプのお風呂のことを言います。
通常お風呂のリフォームでは、このような在来の浴室をユニットバスにリフォームするというのが一般的ですが、浴室の形式によってはユニットバスにできない場合もあり、その場合は在来工法で浴室を造ります。
とは言っても、昔ながらの在来浴室を造るようなことはありません。
現代風の在来浴室と申しましょうか、イメージはガラッと変わります。
まず入口に関してですが、恐らく今の浴室は段差があると思われますが、それが普通だった時代ですが、新しいお風呂は在来工法でも段差は例外を除き殆んど無くなるようになります。
また、壁に関してはタイル張りももちろんありますが、浴室パネルという材料を張るようになります。
これはユニットバスの壁と同じように、目地が無く、パネルとパネルのつなぎ目があるくらいで、その箇所はタイル目地程多くありません。
よって目地が無いので、目地のカビに悩むことはありません。
またタイル張りにしても、最近のタイル目地は水分を弾く材質になってますので、従来の目地程カビが発生しにくくなりました。
浴槽に関しましては、従来はステンレス製やホーロー製の浴槽が多かったのですが、現在は殆んど選ばれなくなり、現在は人造大理石の材質が主流になりました。
人造大理石は入浴中の肌触りが良く、見た目の豪華さもあり、さらに清掃性も良い浴槽となっており、カラーも数種類品揃えがあります。
シャワー水栓も最新式の節湯節水タイプにして、ミラーやタオル掛けも新しく交換できます。
従来の浴室は換気扇が無い場合もありますので、新規に換気扇を付け、ご希望であれば浴室換気乾燥暖房機にすることもできます。
さらに天井材も替え、照明機器や入口ドアも交換し、サッシも替えてしまえば、浴室内は丸ごと新しくなります。
工期に関してですが職人さんがコツコツと造り上げるので工期は長くなります。
浴室の大きさや内容にもよりますが、1週間から10日くらいかかります。
もちろんこの間は入浴はできません。
ユニットバスの場合は既存が在来浴室であれば、バリアフリー化のため床を掘りこみ、入口の段差を無くします。
壁に関してはユニットバスのサイズによりますが、壁のタイルを落としてユニットバスの設置有効寸法を確保します。
ユニットバスは箱のような物ですので、今の浴室より狭くなるかもしれません。
ただし在来浴室に比べ、施工期間も短く、その分予算を押さえることができます。
ユニットバスというと最近では聞こえが悪いイメージがあり、システムバスという場合が多くなりました。
ユニットバスはアパートのお風呂のようなイメージがどうしてもありますが、最近の戸建用のシステムバスは本当に豪華になりました。
グレードで見れば、在来工法よりも高いシステムバスもあり、定価で300万円位になるバスもあります。
昨日も充実して、寒さ冷たさに関しても対応でき、浴室リフォームをする場合は殆んどの方がシステムバスにされます。
システムバスにしたいけど構造上できないので在来工法にしました、というケースになります。
システムバスができないケースというのは、浴室が長方形になってない場合です。【1坪タイプに関しましては正方形です。】
浴室の隅に柱型があったりしますとシステムバスは入りません。
またシステムキッチンのように商品寸法の特注対応ができません。
床のパンは各メーカー共ほぼ同じ寸法で決まっており、そのサイズに適さない現場はシステムバスを設置することはできない、ということになります。
また、天井面が斜めになっている場合も設置できないケースもあります。
天井が斜めというのは、浴室の上に階段が通っていたりしますと天井面が斜めになっていることがあります。
ただしメーカー側もオプションを用意しており、斜めになっている方向によってはオプション品で対応ができます。
浴室の隅に柱型があるなどのケースを除いて、戸建ての木造であれば殆どのケースでシステムバスは設置ができます。
設置可能かどうかは必ず専門家に現地調査をしてもらう必要があります。
私が館長をさせていただいている水周りリフォーム館は、浴室工事を全国対応しております。
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